あなたのお家はどこですか？|★白柴ボルトのアメリカ生活★

すっかり冬になったニュージャージー州。

それでも元気にお散歩へ出発する白い子。

昨晩も夜10時ごろに、いつものように寝る前の最後のお散歩です。

タイトルから想像していただけますが

昨晩起きた、迷子についてです。

長いです。そして写真少な目です。。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

風邪が強く、体感温度マイナス13度の中

ボルトは寒くないそうで、私は寒さに耐えながらお散歩中。

すると、、、遠くに白いワンちゃんが見えました。

あぁ、あの飼い主さんも大変だねぇ～と眺めていましたが、、、、

ん？犬影はあるけど、、、、人影がなくないか？？？？？？？？

暗闇で100mぐらい離れていたので断言できず、、、（両目2.0です☆）

そんなはずはないとボルトとテクテク歩いていましたが、、、、

近づくに連れて、

ん？？やっぱり人影がなくないか？？

だんだん確信に変わってきました。

やっぱり一匹でお散歩中だ！！！！

真横は道路だったので、車に轢かれる可能性もあり

なんとかボルトを使って私のほうに引き寄せました。

幸いフレンドリーな子だったので、

ボルトと遊ばせながら、道路から少し離れた草むらまで誘導。

しかも、この子首輪はしていないけど、ハーネスにリードが付いてるじゃんか！！！！

リードが付いてるなら、お散歩中に迷子？？

すぐに飼い主が追いかけてくるはずでは？

でも、誰も居ません。

なんとも不思議な状況。。

とりあえず、捕まえなきゃと思って近づこうとしますが

遊んでくれてると思ったのか、尻尾フリフリで右に左にジャンプジャンプ！

ボルトを使って、なんとかリードを踏みつけて捕まえました。

この子、見たことあります。

前に、ボルトと遊んでくれた子だ！！

でも、名前もわからないし、タグもないし、、、、、家がどこかわからないーー！

リードは持ったものの、気温マイナス13度の中

暴れん坊の白い子と遊ぶ気満々のもう一匹の白い子（ボルトよりちょっと大きめで力が強い）。

別々に動きまくるので、一人じゃ無理ーーーー！！！

家まで1kmぐらいあるし、マリアさんにS.O.Sのコールです。

すぐに飛んできてくれました。

迷い犬のリードをマリアさんに渡し、おうち探し。

レンさんにも見てもらいましたが、飼い主がわかりませんでした。

マリアさんもこの子を見たことがあったので

だいたいの家の目星は付いてる模様。

ということで、この辺だろうという場所に歩いて行き、

家の前を歩かせれば、自分から家に帰ろうとするだろう。。。という期待してたのですが、

目星をつけていた場所に連れて行くと、歩くの拒否！！！！

。。。ということは、ここじゃないのか？？

1時間ほど、ご近所を歩きましたが、

誰一人外を歩いている人なんかいません。

私たちも限界が来ていたし、明日もあるのでとりあえず

今晩は、我が家に泊まってもらうことに。

ボルトパパもいきなり1匹増えて家に帰ってきたのでビックリしていましたが、

ボルトとは仲良く遊んでるので、大丈夫そう。

この寒い中、1匹で一晩さまよっていたらと考えると恐ろしいです。

マリアさんと3人で出来事を話していて

もう1回だけ飼い主を探しに行こう！と出かけることにしました。

これで飼い主がみつからなかったら、家に帰ってビラ作って飼い主探しだ！！

なんて話ながら歩いていました。

そして、もう一度、マリアさんが目星をつけていた辺りに行こうとすると

これまた拒否！！

近所は一通り回ったので、この場所だけ拒否するってことは

やっぱりこの辺りのはず！！

それは家に帰りたくないってこと？？

仕方がないので、引きずってでも連れて行ったら

ちょうど目の前で1台の車が駐車場に入っていきました。

この子のことを、何か知ってるかもしれないので聞いてみることにしました。

しばらく待つと(なぜかすぐ降りてこない。。。)、車から降りてきた中学生か高校生ぐらいの女の子が「私の犬よ。」と。

特に驚く様子も、喜ぶ様子も心配する様子もなく、それだけ言って家に入っていきました。

続いて、女の子の両親が降りてきて、

これまた驚く様子も、喜ぶ様子も心配する様子もなく

「私たちの犬です。」と。

「見つけてくれてありがとう。」と。

脱走したことにすら、気づいていなかったとのこと。

は？(￣Д￣)

だったらその前に、「何でここに居るの？」「どうしたんですか？」とかないのでしょうか？？？

んじゃ誰が脱走させたの？

気づいていなかったなら、何でリードが付いてるの。

ってか、お宅の犬が脱走した1時間は何してたの？

疑問しか湧いてこないこのシチュエーションに

若干ボルテージ高めで、飼い主に状況を聞きますが

「すみませんでした。」と言うだけで

話になりません。

私たちに謝らなくていいから、

その子に抱きしめてあげるなり、謝るなりしたらどうなの？？？

怒りしか湧いてきませんでした。

結局、意味不明な言い訳ばかりなので、

ワンちゃん（名前は、ラッキー君と判明）を引き渡して帰りました。

ラッキー君、あんなに全身で家に帰りたくないって言ってたのに。

帰りたくもない家に帰さなければならない罪悪感。

なんとも、悲しくなる出来事でした。

すごいイイコでフレンドリーで、ボルトとも気が合うし。

飼い主が見つからなかったら、本気でうちの子になっちゃえ♪って思ってたんですけどね。

****************

家に帰ってから、ボルト君には「頑張ったで賞」(ビーフ骨)を授与。